火災警報器について
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| 住宅用火災警報器のしくみ 火災報知機の設置が義務化されると、各家庭が火災報知機を扱う事になります。 その時、それがどういったしくみの物か 全くわからないまま適当に扱うと壊してしまう恐れがあります。 それ程高価ではないとはいえ、やはり数千円はする代物ですので 大切にに扱いたいところですよね。 火災報知機設置の義務化が決定した今、 報知機のしくみについてある程度知識を蓄えておきましょう。 住宅用火災警報器は基本的に、 感知と警報音の鳴動を一つの商品で行います。 よって、複雑な配線は一切必要ありません。 コンセントから電気を供給するタイプは配線が必要ですが、 家電と同じような扱いで取り付けができるので、特に困る事はないはずです。 電池タイプであれば無線で取り付けができます。 感知方法は主に煙と熱で、煙を感知するタイプは寝室に 熱を感知するタイプは台所に向いています。 というのも、台所には煙や水蒸気が日常的に発生する為、 煙感知タイプだと火事でもないのに警報がなる可能性があるからです。 ちなみに、住宅用火災警報器には赤外線や紫外線を 感知するタイプの物はほとんどありません。 警戒音も単独型と連動型に分かれています。 単独型は、煙や熱などを感知した報知機が警報を鳴らすのに対し、 連動型は一つの感知器が感知すると、設置してある全ての感知器が警報を鳴らします。 後者はそれぞれの感知器を相互に配線する必要がありますが、 どこにいても確実に火災の発生がわかるので、 部屋数が多い、二階建て以上の家屋に向いています。 火災報知機の設置が義務化された事で色々と慌てる必要はありません。 これくらいの仕組みについて知っておけば、十分対応できます。 |
住宅用火災警報器の電源 火災報知機の設置が義務化された事で、 一般住宅用の火災警報システムがピックアップされるようになってきました。 火災警報システムには、自動火災報知設備による警戒と住宅用火災警報器による警戒がありますが 一般家庭が設置するのは住宅用火災警報器の方です。 よって、火災報知機が義務化された今、 住宅用火災警報器がどう言うしくみなのかを知りたいという人がかなり増えてきているようです。 住宅用火災警報器は、一般家庭用の火災報知機です。 雑居ビルなどに設置する自動火災報知設備とは違い、一つの個体で感知と警報音の鳴動を行うタイプの物なので、煩わしい配線などは一切必要なく、簡単に取り付ける事ができます。 住宅用火災警報器の電源は、家庭用電源のAC100V、つまり電源コードを引いて使用するタイプの物と、乾電池を使って起動する物があります。 前者は配線工事が必要なため、新築向きと言えるでしょう。 一方の後者は、電池交換が可能なタイプは電池が、 不可能なタイプは報知機そのものが使い捨てという事になります。 とはいえ、10年くらいは持つので、家電商品の寿命と比べても大差はありませんので、 配線がいらない事を考慮すると、既存の住宅にはこちらが向いていると言えます。 火災報知機設置の義務化に伴い、各家庭が火災報知機を購入する事になります。 よって、報知機に関して色々と知っておく事は、非常に大事な事なのです。 どの電源のタイプが良いのか、予め検討しておきましょう。 |
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| 熱を感知する火災報知機 火災が発生する予兆として、 大きく通常の状態と変動するものと言えば、部屋の室温、すなわち熱です。 その熱を感知することで異常を教えてくれるのが、 熱を感知するタイプの火災報知機です。 熱を感知するタイプの火災報知機は主に四種類あります。 差動式スポット型感知機、定温式スポット型感知機、サーミスタ式熱感知機、 そして差動式分布型熱感知機です。 設置の義務化によって、一般家庭にもこれらの報知機が設置される事になるので、 是非その種類について頭に入れておきましょう。 差動式スポット型感知機は、火災報知機の周囲の温度が 短時間で変化する事で警報が鳴るタイプの報知機です。 緩やかな温度変化に対しては反応しないので、 エアコンなどによる室温の変化には反応しません。 定温式スポット型感知機は、一定の温度以上になった時に警報が鳴るタイプの報知機です。 たとえ上昇が緩やかでも、一定の温度になったら警報がなります。 設定されている作動基準温度は65℃、75℃の場合がほとんどで、 日常生活の中でこの温度に達することはないので、 誤作動は機会の故障以外ではまずあり得ません。 サーミスタ式熱感知機は、サーミスタという物質を使用した感知機です。 サーミスタとは、電気抵抗が温度の変化に応じて変わるという半導体で、 これによって測定された温度変化を解析する事で警報が鳴るというタイプの報知機です。 差動式、定温式の両方共にサーミスタを使用した感知機があります。 差動式分布型熱感知機は、差動式と同じく短時間の温度変化に反応して警報が鳴ります。 感知器本体から空気管をループ状に張り巡らせて、 空気の膨張を計るという物で、高くて広い天井に使われます。 一般家庭にはあまり馴染まないタイプと言えるでしょう。 火災報知機設置の義務化が、これらの商品に与える影響は小さくありません。 競争が激化し、各メーカーとも一層力を入れるでしょう。 義務化が良い方向に作用してくれる事を願っています。 |
煙を感知する火災報知機 火災報知機の設置が義務化される事により、 火災報知機が一般の家庭にも設置される事になります。 義務化という事は、一般家庭に火災報知機を無理やりにでも購入させるということです。 それだけの事をする以上、当然火災報知機の質については 今後かなりシビアな目で見られるでしょう。 その中でも特に注目されるのは、煙を感知するタイプの火災報知機だと言われています。 というのも、このタイプの火災報知機は、 寝室などに向いているとされているからです。 寝室への設置は義務化されているので、 ほとんどの家庭にこのタイプの報知機が設置される事になるのです。 煙を感知するタイプの火災報知機は、主に3タイプあります。 一つ目は、光電式スポット型感知機です。 これは、感知機の中に煙が入ると警報が鳴るタイプの報知機です。 煙を感知するタイプの中では、最も一般的な物です。 二つ目は、光電式分離型感知機です。 この感知機は、送光部と受光部の二つがあり、 送光部から発信される不可視の光を受光部が受けるという仕組みで、 この光が煙によって遮られた時に警報が鳴ります。 イメージ的には赤外線センサーに近い感じです。 そして三つ目は、イオン化式スポット型感知機です。 アメリシウム241という放射性物質を使用しているタイプのもので、 空気の電離状態の変化を解析する事で煙を感知し、警報を鳴らします。 非常に高性能ですが、放射性同位元素装備機器に該当するため、 破棄する際には相応の手続きが必要です。 |
| 炎を感知する火災報知機 火災報知機設置の義務化は、 火災報知機の幅を広げる上で大きな刺激になると言われています。 設置を義務化するという事は、それだけ数多くの人が接する事になり、 その分厳しい目で見られる事になるからです。 よって、これまではあまり需要のなかったタイプの火災報知機にも スポットが当てられる可能性は十分にあります。 そういう意味で注目されているのが、炎を感知するタイプの火災報知機です。 火災報知機というと、これまでは煙や熱を感知するタイプの物が 一般的とされていたのですが、義務化に伴い、 今後はこの炎を感知するタイプの報知機も一般化するのではと言われています。 炎を感知するタイプの報知機は、 主に紫外線式スポット型と赤外線式スポット型の二タイプです。 火災の際に発生する炎は、可視光線以外にも紫外線、 赤外線といった目に見えない光線も発しています。 紫外線式スポット型は紫外線が一定以上の量発生した場合、 赤外線式スポット型は赤外線は一定以上の量発生した場合にそれぞれ反応し、 警報を鳴らすという感知機になっています。 また、紫外線、赤外線のいずれかが感知された場合に警報が鳴るタイプの物もあり、 それは炎複合式スポット型と呼ばれています。 これら炎を感知するタイプのメリットは、温度変化や煙のような、 ともすれば日常生活であり得る状況ではなく、ほぼ確実に家事の場合だけに反応するので、 誤作動の心配がないということです。 よって、煙の発生や高温状態が日常的に訪れる台所や お風呂などに設置するのが好ましいでしょう。 |
火災報知機を設置する住宅 火災報知機の設置が義務化されたといっても、自分の家には必要ない、関係ない、と思っている人が結構いるのではないでしょうか。 やはり、警報機などの設備は店舗や事務所などの商業的建築物に設置するのが一般的で、 普通の家庭には馴染みがない物だという認識が強いかと思われます。 しかし、2008年6月以降の火災報知機の設置の義務化は、一般の家庭にも火災報知機が置かれる事を意味します。 その住宅形態は、一戸建てなどの戸建住宅、アパートやマンションなどの共同住宅、 自営業などの店舗併用住宅、寮などの寄宿舎といった、全ての建築物に関して該当します。 つまり、全ての建築物に火災報知機を置くようにするということです。 これは、例えば4畳一間のアパートであっても例外ではありません。 アパートの全ての部屋に設置される事になります。 当然、寮なども同じです。 何故ここまで徹底するのかというと、 火災というのは自分一人での被害では済まないからです。 特にアパートなどの集合住宅は、一つの部屋で火事が起きた場合、高確率で近隣の部屋にも被害が及びます。 一戸建ての家にしても、隣の家に燃え移るという事態は決して珍しくはありません。 そして、そうなった場合、火災保険では賄えないのです。 それ以前に、自分の家の火事が他人の命を脅かすのです。 このような危険が、日本では一日に何十件、何百件と起こっています。 昔は「火の用心」と叫びながら拍子木を打って喚起を促していましたが、 今の住宅形態では声が行き届きませんし、お世辞にも効率的とはいえません。 火災報知機設置の義務化は、全ての住宅を守る為に必要な事なのです。 |
| 火災報知機を購入する際の注意点 消防法の改正により、2008年6月〜2011年6月までの間に、火災報知機の一般家庭への設置が義務化されました。 つまり、必ず火災報知機を購入しなければならなくなったという訳です。 そこで、気をつけなければならない注意点が一つ生まれます。 それは、悪徳業者の存在です。 火災報知機設置の義務化を利用し、 火災報知機を高額で売りつけようと企む悪徳業者が必ず出てくるだろうと予想されているのです。 火災報知機設置の義務化は、まだ一般的な浸透度が高いとはいえない状況です。 よってそれに対する知識がまだまだ不足しているという家庭がかなり多いかと思われます。 つまり、適正価格や数、品質を知らない人が沢山いるということです。 そこを付け狙い、法外な値段で安物の火災報知機を大量に売りつけて来る業者が出てくる可能性は非常に高いと言えます。 火災報知機は大体5,000〜8,000円程度で購入できます。 しかし、そういった悪徳業者は万単位での金額を提示してきます。 義務化されているから購入しなければならない、という言葉に騙されないようにしましょう。 義務化は本当でも、そういった訪問販売で購入する必要はまったくありません。 というか、何も良い事はありません。 必ず量販店やホームセンターで購入するようにしましょう。 また、点検が必要だと偽り、点検料をせしめるというケースも考えられます。 例え消防職員の服装でやって来ても、相手にしないようにしましょう。 火災報知機の点検は義務付けられていません。 悪徳業者はあの手この手でお金を騙し取ろうとしてきます。 火災報知機設置の義務化は、彼らにとって格好の機会なのです。 高齢のご両親、お知り合いがいる人は、先に注意を喚起しておきましょう。 |